習い事をピアノにするメリット
2017.05.23

黄色いバラ

その道の実力者に指導を乞い、先駆者の確かな知識を元に、最短ルートでスキルを身につけようというのが習い事の真髄です。知らないことを学び、できないことをできるよう精進することには、本人の意志が不可欠ですが、教師の存在はその道を歩みやすく整備してくれます。やりたいと思った時が、習い事を始めるべきタイミングであり、そこに早いも遅いもありません。
ただ人間の脳の性質上、細胞が若い子供の内に習っておく方が、上達のスピードは上がるというのは事実で、習得が早い分それを活かす機会にも恵まれやすくなります。教育や礼儀作法の一環という意味でも、子供の稽古事は古来より推奨されるものです。
ピアノはその代表的な存在で、ピアノ教室が日本に登場して幾星霜、学びを希望し、通う者は途切れることを知りません。
時代の移り変わりにより、茶道や華道、そろばんといった習いの敷居が増々高くなっていく中で、ピアノは相も変わらず安定して定番の位置に納まり続けます。それだけピアノのレッスンによって得るものに、期待する人は多いという話です。
ピアノを習い事とするメリットを挙げる上で、音楽の基礎の構築が成せるというのは、やはり外せないポイントです。ピアノを奏でる能力はもちろんのこと、楽譜を読み音階を敏感に捉え、リズムを感じる力はピアノのレッスンにて培われます。ギターやヴァイオリンといった、ピアノとは構造も全く異なる楽器を演奏するスキルをも、ピアノの教室にて育てることができるのです。歌唱力のアップのために、ピアノを習い始めるシンガーもいます。
ピアノの上達は感性を豊かにし、表現力を高めることに通じるとして、昨今では子供の情操教育に、ピアノのレッスンを推す流れも見られるようになりました。情操教育は、精神面を充実させる教育です。音楽によって進められる心の成長が、子供の教育により良い効果をもたらすと、メディアを通して様々な教育者が語っています。
指と耳と目を使うピアノの特徴が脳の発達を促進すると、別の方面からメリットを主張する脳科学の専門家の姿もあります。
味覚を刺激する料理や、あらゆる筋肉を使うスポーツが脳の素早い回転を促すというのと同じ理論で、子供時代にそうした経験を幅広く積むことで、脳のスペックは増やせるといわれます。
ピアニストや音楽家や、教師や保育士を目指していないのに、ピアノを習っていてもしょうがないだろうということはありません。技術に知識、表現に達成感と、ピアノの経験がもたらす多面的な力は、将来の可能性を大きく広げてくれます。

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