自宅でできるピアノの練習法
2017.05.23

発表会

ピアノの上達は、一朝一夕には果たせません。ピアノを弾ける所から、上手い演奏をするという段階まで到達するためには、それこそ血のにじむような努力が求められます。
ピアノ教室はその道を真っすぐに辿るための、いわば道案内役です。案内を利用するのもしないのも個人の自由ですが、どちらにしても道を行く意志があって、労力をかけて初めて道は開かれます。元より練習を一日休むだけで、目標から一歩遠ざかると言われるのがピアノですから、道案内がなくてもコツコツと進んでいけるよう、自宅でも練習できる方法を持っておくことは大事です。
自宅にピアノがなくても、椅子があれば基本姿勢のおさらいはできます。
背もたれに寄りかからず、浅く座って手首と肘を水平にする、正しいフォームは一番に体に叩き込んでいきましょう。
目の前に鍵盤がある気分で、指の形や鍵盤のおさえ方をイメージトレーニングしてみるのも効果的です。指番号とそのルールを覚えることで、鍵盤のない所でも指の動きがチェックしやすくなります。
ピアノを弾く力がついてくると、楽譜を見るだけで頭の中にメロディーが流れ、指が鍵盤を叩き、メロディーを辿る様子を想像できるようになり始めます。楽譜を読む能力がそれには不可欠ですので、楽譜に書かれた内容が理解できない内は、自宅でもそれ以外の場所でも手の空いた時に楽譜を読めるような体制を築いて、スキルの獲得を目指すようにして下さい。最初に記号の意味を覚え、次に記号の並びやリズムを読んでといった、理解の積み重ねが、やがては全体図の把握を可能にします。
他者の演奏を聴くことは、手軽でよいトレーニング方法となりますが、流し聞きをするだけでは、実力のアップには繋がりません。楽譜を見ながら聴いたり、動画ならピアニストの指に注目してみたりと、意識を研ぎ澄ませて情報の収集に努めてこそのトレーニングです。
自分で曲を演奏できるまでレッスンが進んでいるのなら、後は地道な習練が実力を高めてくれます。
全体を通して流れを掴み、苦手な部分は何度でも練習を重ねて、指の動きを確認してはまた弾くというような、執拗な弾き込みの果てに習得の二文字は見えてくるでしょう。
最終的に、自宅での練習の質を左右するのはピアノです。自宅にピアノがあれば毎日弾いて腕を磨くことができますし、音感を鍛えるのも演奏の感覚を掴むのも楽になります。ピアノの購入には、置く場所や環境や金銭面などの問題が、大きな壁となって立ちはだかってくるものですが、上達のためにはクリアしておくに越したことはありません。

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