絶対音感を見つけるためには
2017.05.23

ペン

絶対音感というのは、聞こえる音全てを音階で表すことのできる能力を指します。BGMも効果音も他人の鼻歌も、絶対音感の人にとって耳に入る音は総じて一つ一つの音名の繋がりであり、他者の宣誓をその場で復唱するように、耳に入ったフレーズを楽譜を見ずに奏でることは難しくはありません。
絶対音感は、幼い頃から音楽や楽器に触れ、様々な音を聞いているうちに、自然と身につくものとされています。
程度には個人差があり、同じ家に暮らす兄弟でも、能力の出方は異なるのが普通です。音楽に好意的な印象を持つ子供ほど、親和性が高く、反対に無理やり音楽を押し付けても良い結果は生まれません。
ただそうして能動的な努力なく、環境を足掛かりに音感の構築を可能とするのは、四歳から五歳までの幼少期の子供だけで、それ以降は同様の方法では能力の習得は叶わなくなります。大人になってから、周りの音をドレミで聞き分けられるようになりたいと願ったとしても、実現はしないということです。絶対音感会得のリミットを意識して、ピアノの教室に通うなら、小学校に上がる前が良いと、関係のサービスは勧めています。
相対音感と呼ばれる、音の高低を正確に把握する能力のみならば、成人を過ぎて何年も年を重ねていようと、トレーニングで高めていくことができます。伴奏を聞いて、歌い出しの音を合わせられるというのが相対音感によるもので、自覚のあるなしに関わらず、このスキルは大なり小なり誰でも習得しています。よって新しく身に着けるといった形より、眠る力を見つけると表現するのが近いかもしれません。
音感を鍛えるのに、重要なのは正しい音を聞くことです。
カラオケ上達の秘訣が、歌手の歌を聞きその真似をすることにあるように、音感は正確な音の高低を、耳に刻みつける行為によって研ぎ澄まされます。己の音感に狂いがあると感じた時には、狂いのない音を繰り返し聞いて調整しましょう。
調律されたピアノの音に合わせて発声したり、鍵盤を叩いて音を比べたりと音感のトレーニングを生徒に促して、レッスンの基礎としているピアノ教室は東京にも数多くあります。音楽の専門家による、丁寧な音の指導を継続して受け続ければ、絶対に限りなく近い音感を、後天的に取得するのは不可能ではないです。
ただしトレーニングで得た音感は筋肉と同じなので、一度身に付いたからと慢心していては、せっかくの能力を失うことにもなりかねません。一過性の成果に満足するのではなく、常日頃から色々な音楽を聴いて、定期的に能力の補強を図っていきましょう。見つけた音感を、維持し続けられるのも才能です。

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