外国人も増えてきたピアノ教室
2017.05.23

鍵盤

近年日本の国際化は進み、あらゆる日本の企業が海外への進出を果たしています。一方で海外の文化や人の、日本への流入も進みつつあり、その勢いは衰える様子を見せません。流入の動きは今後、さらに拡大すると予想されます。
ピアノ教室の中にも国際化の動きは見られており、教室が外国人講師を迎える流れに対して、日本でのレッスンを受けるために教室の門をくぐる、海外からの生徒というのも増加傾向にあります。音楽と同様に世界中で愛されるピアノという楽器が繋ぐ、小さな国際交流の一幕です。
外国人講師の在籍をセールスポイントとしている、ビアノ教室は東京にも大阪にもいくつも存在しています。
ホームページに講師の名前や来歴を掲載し、授業の様子も含め大々的に情報を公開するそれらの教室には、スキルアップを目指す社会人や子供を持つ母親など、幅広い層からの注目が集まります。教室の売りである、世界で通用するピアノスキルを求めて、レッスンを希望する生徒は後を絶ちません。
日本のピアノ文化というのは、世界から見た場合にはまだまだ新しく、未だ発展の途中に置かれます。そうした背景を前に、日本の先を行く文化との接触を求めて、年若いピアニストの多くが、海外留学に積極的な姿勢を見せているのが現実です。そんな誰もが憧れる世界のピアノ文化を、外国人講師の指導は手軽に感じさせてくれます。
外国人講師を前に、講師とのコミュニケーション方法に英語を選択すれば、ピアノレッスンと同時に英会話のレッスンにもなるのではと期待し、受講を決意する生徒もいます。本格的な英語教室のそれには及ばないまでも、本場の人間が話す生の英語が聞ける機会の貴重さに、評価が集まった形です。外国人の講師はそのように日本人の講師にない特性をもって、当初誰もが予想しなかった形に、ピアノ教室の可能性を広げました。
活躍する外国人講師の陰で、海外からやってくる生徒への対応に、奮闘する日本人講師も大勢います。
海外からの生徒が日本人の生徒と同様に学べるよう、日本語に慣れていない生徒に向けた、英語での指導方法を考えたり、有名な海外の楽曲をレッスンのプログラムに加えてみたりと講師は工夫を重ねます。
言語の壁を物ともせず、国境を飛び越えて、世界中の人に心に届く音楽の力は尊いものです。その上で音楽はけして万能な物ではなく、言葉も違えば文化も違う相手と、互いの歩み寄りなくして、深い交流を行うことはできません。国際化の流れに巧みに乗るピアノスクールの姿は、音楽を礎にした、講師と生徒の互いの努力の結晶なのです。

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